- 平手友梨奈 全部をまるごと 懸け、出し、臨む 明日に over さえも平気 見目つくろわぬ 惚れちゃうよね
- ひらてゆりな ぜんぶをまるごと かけだしのぞむ あすにおーばー さえもへいき みめつくろわぬ ほれちゃうよね
平手友梨奈はいつも全身全霊、己の全てを懸け、出し、臨む。だからたとえ明日に終わりが来ても後悔しない。見た目を安っぽくつくろったりしない。もう惚れちゃうよね。
平手友梨奈さん、第2弾です。
前作を作るなかで彼女の存在に関心を抱き、もう1つ作りたいと考えていました。でも何度かチャレンジしても上手くいきません。とにもかくにも彼女についての情報量が少なすぎてことばが浮かんでこないのです。
そこでふたたびネット検索をかけ、今年の1月に所属していたアイドルグループ・欅坂46を脱退する少しまえの取材記事を読みました。するとほどなく「全部まるごと 懸け臨む」のフレーズが浮かぶとともに、できそうな予感が。その通り、およそ1時間でほぼ完成しました。
語法と内容について。
2~5句「全部をまるごと 懸け、出し、臨む 明日にover さえも平気」は、さきのことを考えず今ここでのパフォーマンスに全力を注ぐ、彼女の姿勢を表現したもの。かなパズルを作成するうえで具体的な知識は大切で、これらのフレーズは記事を読んだからこそ生まれた組み合わせです。ある雑誌記事の一部が無料公開されているものですが、短いのでお時間があればご覧になって比較されてみてください(記事を開く)。また、「over」はゲーム・オーバーのそれと同じで「終わり」ということです。
6句「見目つくろわぬ」は、もちろん文字通りに容姿を気にしないという意味ではありません。
安っぽいアイドル――失礼な言い方ですが――のように、表情から動きからどんなときでも表面的な可愛らしさやきれいさを保つのではなく、演技では顔を歪め、ダンスでは手足がちぎれてしまいそうな動きをする、そういったことを表現しています。
彼女のことは好きか嫌いかではっきり分かれる傾向があるらしい。スターにはままある受け入れられ方といえるでしょうか。
ふだん芸能の分野――とりわけ自分より一回り以上下の世代――にあまり興味がなく、彼女についても相変わらずほとんど無知のまま。でも、かなパズルで描いてみたいという創作意欲に駆られるのだからどこか心惹かれているわけで、「惚れちゃうよね」です。
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