あかあかと

  • 寒き風 烈しき風にも あかあかと 南天の実の 群れたる愛ほし
  • さむきかぜ はげしきかぜにも あかあかと なんてんのみの むれたるいとほし
  • 寒い風や烈しい風にも嬉々として、赤々とした実をつけ楽しそうに群れている南天の実たちが愛おしいよ。

草木には疎いですが、南天が好きです。
令和3年歌会始のお題が「実」であったので、ならばと応募したもの。

「あかあかと」は「赤々と」と「明々と」を掛けて。
冬の冷たく厳しい風をものともしない南天が、その赤々とした実を楽しそうに揺らしている様子です。
寒い風にあたって子供たちの頬が赤々となりながら、元気に明るく遊ぶ様子も含意しながら。

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