コロナウイルス

  • コロナウイルス 伏せジワリ 時経ち病むぞ あけぼのへ パンデミック 世をマヒに 抑えられぬ 夢かもね
  • ころなういるす ふせじわり ときたちやむぞ あけぼのへ ぱんでみっく よをまひに おさえられぬ ゆめかもね
  • コロナウイルスは体内に潜伏しながらジワリと広がっていき、時間が経つと症状が顕在化して表れる。そうして感染拡大が始まりパンデミックが世界をマヒ状態に。なかなか抑えることができない。なにか悪い夢でも見ているのか、そう思いたい。

新型コロナウイルスです。

世界中に蔓延し、死者数も日に日に増加していることを考えると、楽観的な気分を抱くこともできなくなってきました。日本でも東京にイヤな兆候が見られます。ここで拡大し出したらと思うとちょっとコワい。有効な治療薬が開発・発見されて一日も早く終息するのを願うばかりです。

作成については、中盤で「あけぼの」を見出したことが最大のポイントでした。あけぼの(曙)は夜が明けることだから、見えなかったものが顕在化するという潜伏期から発症への比喩として自然でしょう。また、「文明のあけぼの」というように物事の始まりを表す比喩として用いられることは周知の通りなので、感染拡大の始まりという意味合いにもなる。「あけぼの」が2つの意味を担う掛詞のような役割を果たしてくれ、それを仲立ちとして全体の流れがなめらかになりました。

口語としては完璧な七五調(75757575のうち、7字の2つが6字)になり、内容にも満足だけれど、素直に喜べない状況なのが悲しい。一刻も早く収まりますように。

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