ボード(盤)ゲーム

  • 囲碁・将棋 チェスにオセロ 二人で遊べる ボード(盤)ゲーム 強者学びを 止められぬ身 重ねゆく
  • いごしょうぎ ちぇすにおせろ ふたりであそべる ぼーど(ばん)げーむ つわものまなびを やめられぬみ かさねゆく
  • 囲碁や将棋、チェスにオセロ。二人で遊べるボード(盤)ゲーム。どの種目でも傑出した人はいっそう向上すべく学習を止めることができないもので、ひたすらに研究や対局を重ねてゆく。

ボードゲームを採り上げました。

ボードゲームは「マインドスポーツ」と呼ばれることがあります。
対戦型ではないけれど、かなパズルも相当に頭を絞ってカロリーを消費する(と感じられる)から、共通性があるという思いで作ってみました。
ちなみに、囲碁も将棋もチェスもオセロも、私自身はあまり経験がありません。

今回は白黒の市松模様のような地の上に文字を配置しました。じっさいこのような盤面になっているのはチェスだけですが、囲碁とオセロは石が白と黒だし、白黒の決着をつける対戦型ゲームという意味合いも込めて。
読み方はふだんと変わらず縦方向で右から左です。読みにくかったらごめんなさい。

作成について、最後に「は、ん」が余って難儀しました。「は」だけなら「強者学びを」に組み込めるけれど、「ん」が残る。「盤」なら内容に適していると分かっていても入れる場所がない。といって「盤」と単独で置くのは、日本語としていかにも不自然で不細工です。しばらく悩んでいて、ボードゲームを「盤ゲーム」ということもあったのではないかとネットで検索してみると、しっかりありました。カッコで括って表記するのも自然なことですよね。でき上がり。

ある本に、囲碁ではおよそ10の360乗の手順が可能性として考えられると書かれていました。チェスは10の120乗ほどだそう。ならば将棋はその間のどこかということになるでしょう。正確なところは分かりませんが、かなパズルの組み合わせの数は少なくとも10の100乗を上回るので、数としてはチェスに近いといえるのでしょうか。
かなパズルを作り始めたころ、囲碁や将棋の棋士なら傑作を生み出せるのではないかと考えていました。さきほどの本の話を参考にすれば、囲碁も将棋もかなパズルよりずっと多くの組み合わせが存在するなか頭をフル回転させるのだから、その世界のプロがかなパズルにとり組んだらと思うと期待してしまいますよね。また、彼らはいわゆる「大局観」と称される、近未来の予測を含んだ全体の状況判断に長けている。かなパズルの仕組みを考えても、このような直感的な力が必要であることは間違いありません。
ネットで調べてみると、囲碁のプロ棋士でかなパズルを作る方がいらっしゃると分かりました(故人)。ところが、いくつか拝見したものの、その限りでは予想していたほどの出来映えではありませんでした(興味がおありの方は「囲碁 いろは歌」で検索されてみてください)。
もちろんのこと、たとえば囲碁のトップ棋士が将棋の世界でも頂点を極められるかといえばそんな単純な話ではなく、組み合わせの数以外にルールを含めた競技特性の違いもあり、そこでの向き不向きということも関係するでしょう。また、対戦型のボードゲームに対してかなパズルは一人型(?)であるし、与えられた50弱のかな文字をひたすらに並べ替えるだけのゲームです。頭の働かせ方も異なるのかもしれません。

さて、ボードゲームの世界において、現在は将棋の藤井聡太さんが注目の的です。先日も偉業――最年少での二冠および八段昇段――を達成されました。私の居住する地域にほど近い(愛知県)瀬戸市のご出身ということで、親近感ではないけれどとことん突き詰めてほしいという思いが自然と湧いてきます。
一昔前のスターで現在でも偉大な羽生善治さんや、囲碁の井山裕太さんなど、それまでにない記録を打ち立てて注目を集めることで一般にも知名度のある棋士というのは、トップ中のトップの存在です。しかしながら、プロになれる人自体がそもそも競技人口のうちのほんの一握りであり、間違いなくめちゃくちゃ強い。そして脚光を浴びる人もそうでない人も、みなさん日々研究に研究を重ねられている(なかにはあぐらをかいてしまっている人もみえるかもしれませんが)。
作中の「強者」で意図したのも、プロ棋士として認められたみなさん全員ということです。

最後に語法について1つ、「強者」はもともと「兵」と表記するように兵士や武人のこと。また、「スポーツ界の強者たちが勢揃い」というように、その分野で傑出した人のことを指します。この作品では言わずもがな後者の意味です。

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