- 雨の音 濡れ染まるはヤ みな傘を開き 夢中で家に 猫もよけ 伏せたわペロリ 雫ポツン
- あめのおと ぬれそまるはや みなかさをひらき むちゅうでいえに ねこもよけ ふせたわぺろり しずくぽつん
雨の音。濡れ染まるのはイヤだとばかり、みんな傘を開いて夢中で家に。猫もよけて雨宿りした場所で伏せたわ。一安心して舌をペロリ。雫がポツン。
とある雨の情景を描きました。
初期の作品です。
思い起こしてみると、始まりは「ぬ」を「濡れる」で使おうという気持ちからだったと記憶します。
「ぬ」は絶対的な使用頻度が少ないかなの1つで、ともすれば打ち消しの助詞として用いやすい。
おそらくはそれを避けるためにとりあえず「濡れる」をキーワードに設定したのでしょう。
「濡れる」と関連する語句を探すなか、「雨の音」を拾い出し、つづいて「傘を開き」を拾い出し、とあれこれやっていたらこのような内容になりました。
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「猫もよけ」は少し舌足らずな感じもしますが、なにをよけるのかは文脈からご理解いただけますよね。
言語表現でなされる適切な省略は、字数のみならずことばの扱いにも制限のあるかなパズルの作成にあってとりわけ重要です。
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タイトルを初句「雨の音」にするか尾句「雫ポツン」にするかは今でも迷っています。
どちらのほうがいいでしょうか。



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