- UFC オクタゴンの争い 機微読み粘れ 罠も交ぜ 奴を葬り 勝ち抜けろ 目指すベルト、手に――
- ゆーえふしー おくたごんのあらそい きびよみねばれ わなもまぜ やつをほうむり かちぬけろ めざすべるとてに
UFC。オクタゴンで繰り広げられる争い。戦況を冷静に把握しながら粘り強く闘え。フェイントを使うなどして罠も織り交ぜ、奴を葬って勝ち抜けろ。そしていつの日か、目指すベルトをその手に――。
MMAの最高峰、UFCです。
作成について。
若いころから格闘技観戦が好きです。
MMA――Mixed Martial Arts、総合格闘技――の団体として、現在は国内にRIZIN、アジアではONEがありますが、世界的に圧倒的な実力・人気を誇るのがアメリカのUFC――Ultimate Fighting Championship――であることは間違いないでしょう。
余りやすい「え」や「ふ」や「ゆ」を含んでいるからという打算的な気持ちも抱きつつ、そんなUFCをテーマに挑みました。
なお、最初に設定したキーワードは「UFC」とそれを象徴する「オクタゴン」、そして選手なら誰もが目指す「ベルト」です。
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かなパズルはかな46字を相手にとっ組み合い、これらを上手い具合にねじ伏せて(?)組み合わせ、無理のない詩文を形作ることができれば勝ちのマインドスポーツです。
かなたちはとても手強く、あれこれ組み合わせようとしても至るところで抵抗します。
今回もことばづかいがおかしくなったり筋が通らなかったりとなかなか思うような試合展開にならず、大いに苦戦しました。
それでも、最終的にはキーワードもしっかり盛り込みつつ全てのかなをまとめ上げて穏当な内容に整えることができ、ノックアウトか判定かはさておいてひとまず勝利を収められたのではないでしょうか。
語法と内容について。
「オクタゴンの争い」の「オクタゴン」とは八角形のことです。
UFC以前、格闘技の試合はボクシングやムエタイのようにロープで囲った正方形のリング上か、あるいは空手やレスリングのように地面に境界を設けた正方形や円形のフィールド内で行なわれるのが通例でした。
対するUFCの試合場は八角形で、しかも周りをロープではなく高さ2メートル弱の金網で囲っています。
逃げ場のないケージのなかで「の争い」というスタイルが野蛮に映り、当初は社会的に問題視されました。
また、打撃技だけでなく組み技や寝技があるのでグローブは薄くて素手に近いオープンフィンガーグローブを装着し、そうするとパンチで顔面全般に出血や腫れが生じやすくなります(さらにキックや膝蹴りはもとより、皮膚をカットしやすい肘打ちもあり)。
そのため見た目が凄惨になるせいもあるのでしょう、州によっては安全性や教育上の懸念から開催を禁止するところもあったほどです。
しかし、ルールやケアが整備されスポーツとして成熟するにつれ、批判的な見方は少なくなりました。
ケージについても見慣れてしまえば気にならなくなるものだし、寝技の攻防でリングのように身体がロープの間からはみ出す心配がありません。
一時的な中断が減ることは、選手にとってはむろん観戦する側としてもより試合に集中しやすい。
じじつ現在のMMAではケージがすっかり主流で、形も八角形に限らないようです。
とはいえ、はしりになったオクタゴンにはやはり特別な価値があるといえるでしょう。
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「機微読み粘れ」の「機微読み」は機微を読む、つまりチャンスを逃がさぬべくピンチを脱するべく、また自分のペースで試合を優位に運ぶべくポイントを確実に奪うべく、自他の状況を細やかに観察することです。
「粘れ」は訳のとおり。疲労がたまってきても苦境に立たされても粘り強く闘うことが勝利には不可欠で、身心のタフネスが求められます。
ちなみに、この文句はかなパズル作りにも当てはまることですね。
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「罠も交ぜ」にかんして。
強い打撃を当てるためフェイントをかける、顔面に一撃を喰らわせるためボディや脚を盛んに攻めて相手の意識を下のほうへ向けておく、テイクダウンをとるため打ち合いに臨むと見せかけるなど、本命の攻撃を成功させるための下準備を「罠を仕掛ける」や「餌をまく」と比喩的に表現します。
たとえば「相手に対して罠を仕掛けて、相手がその罠にハマったりすると嬉しいんですよ」とは、日本人史上最強のMMAファイターとの呼び声高い堀口恭二選手の言です(MMAPLANET>8年半ぶりのマネル・ケイプ戦へ、堀口恭司「ちょっと真似してるんだろうなって感じが」)。
こうした駆け引きも必須のテクニックでしょう。
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「奴を葬り」にかんして。
格闘技界ではこういう荒っぽい物言いが茶飯です。
ほかのスポーツ、たとえばスピードスケートや卓球で相手選手に対し “テメエぶっ倒してやる” などと暴言を吐くことはまずありません。
肉弾相打つ格闘技はある意味でケンカに似ており、その特性上どうしても激しやすくなるわけです。
試合へ向けて自分自身を鼓舞する面もあるでしょう。
また、ファンも過激な発言や選手同士の言い合い――トラッシュトーク――を求めて楽しむところがあり、実力はさることながら口頭でのパフォーマンスも大切な盛り上げ役を果たしているといえます。
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ところで、1つ気になるのが「勝ち抜けろ」。
「勝ち抜け」という名詞での用法は問題ないとして、「勝ち抜ける」という動詞がいっぱんに認められているのか確信がもてないからです。
いっぽうで日常的にはまま見聞きするため、さほど違和感はありません。
パソコンで「かちぬける」と打てばきれいに変換もされます。
ただ、もし認められないとすれば命令形の「勝ち抜けろ」は誤りということに。
正否の判別がはっきりつかないので、不自然だと思われる方は「ろ」を移動して「罠も交ぜ」にくっ付けてください。
そうすれば「勝ち抜く」の命令形「勝ち抜け」となり、不備はなくなります。
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UFCの歴史は30年を超えました。
年々レベルが上がって競技人口も各国で増えており、国外でも大会が開かれ、観客動員数も申し分なく、立派に世界的スポーツの一翼を担っているといえるでしょう。
日本人選手も初期のころから参戦し、何人かがタイトルマッチに挑んだけれど、残念ながら未だ「目指すベルト」を「手に」していません。
初の日本人王者が誕生する日を心待ちにしています。


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