ハシビロコウ

  • ハシビロコウ ポーズ決め、エサを獲れるまで焦りなく、露も変わらぬ威厳に満ちたそのフォーム。ヤベーよね。
  • はしびろこう ぽーずきめ えさをとれるまであせりなく つゆもかわらぬいげんにみちたそのふぉーむ やべーよね
  • ハシビロコウ。ポーズを決めて、エサが獲れるまで焦りなく、少しも変わらぬ威厳に満ちたそのフォーム。魅力的でヤベーよね。

ハシビロコウです。

生態からフォルムからとてもユニークですよね。
最大の特徴はなんといっても不動の姿勢でしょう。生息地のアフリカで湿地に立ち、じゃっかん前傾して視線を前下方へ定めると、そのまま微動だにすることなく、エサになる魚・ハイギョが射程圏内に訪れるのをひたすら待ちつづけます。
NHKの動物番組『ダーウィンが来た!』で紹介されたときには、午後から待ち始め、一晩明けても同じ体勢だった様子が放映されていました。何時間も同じ姿勢を保っていると全身の筋肉がこわばってしまい、いざ獲物が目のまえに現れてもとっさに動けない気がするのですが、映像では待ちに待ったハシビロコウが巨大なクチバシを水面へ素早く差し込んで見事にゲットしています。どのようなメカニズムになっているのでしょうか。

内容と語法について。
なによりも “動かなさ” を描くことが主眼でした。不動の姿勢を「ポーズ決め」「つゆも変わらぬ」「そのフォーム」で、飽くことなく耐え忍ぶ文字通りの忍耐力を「焦りなく」で、また不動姿勢にあるときの硬質感や鋭い視線の様を「威厳に満ちた」で、というようにほとんどをその描写に充てることができたので満足です。
尾句「ヤベーよね」は俗語的なくだけた表現になりました。最後に「ね、へ、や、よ」が余り、ほかに組み込むこともできず、これらで組み合わせるならば「ヤベーよね」しか思い浮かばない。もしここが雅語的な表現に収まったなら、全体を通して格調ある内容になったでしょう。その点に関しては思うところがないではありません。
しかしながら、かなパズルはそんな思い通りにいくものでもないですし、これはこれでハシビロコウの一見かながらユーモラスでもある特徴に適っているのではないかと感じています。

なお、今回は散文形式で描きました。詩歌形式にすると「を」の位置が少し変わります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました